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旋法の解説、ドリアからロクリアまで
七つの旋法は、長音階を各音度から始めたものです。それぞれどう響くのか、性格を決めている音はどれか、どこで聴けるのかをまとめました。
同じ音、違う中心
白鍵をCからCまで弾けば長音階で、旋法の言葉ではこれをイオニアと呼びます。次に白鍵をDからDまで弾いてみてください。音は一つも変わっていないのに、全音と半音の並びが回転していて、音階はかなり違って響きます。これがドリア、第二の旋法です。
七つの出発点が七つの旋法を与えます。Cからイオニア、Dからドリア、Eからフリギア、Fからリディア、Gからミクソリディア、Aからエオリア、Bからロクリア。ギリシャ風の名前は中世の理論家から受け継いだもので、彼らは古代ギリシャの用語を、いくらか不正確に当てはめました。この命名を弁護する義理は誰にもありません。
肝心で、しかもいちばん腹に落ちるのに時間がかかるのは、旋法を決めているのは、どの音が使えるかではなく、音楽がどの音を家として扱うかだ、という点です。白鍵だけを使う曲は、音楽がDへ戻り続け、Dで終止し、Dを休み場所として扱っているなら、Dのドリアです。Cへ戻り続けるなら、それはただのCメジャーです。重心を変えれば、その上のすべてが変わります。
七つと、それぞれの仕事
旋法を覚えるいちばん速い方法は、同じ音から始まる長音階か短音階と並べて、違っている一つか二つの音に気づくことです。その差こそが、その旋法の指紋です。
イオニアは長音階そのものです。リディアは第4音を上げた長音階で、FのリディアはF・G・A・B・C・D・Eです。B♭ではなくBが入ることで、開けた、浮いたような、どこか重さのない質感が出ます。映画音楽の作曲家は、驚きや飛翔の場面でこれをしょっちゅう掴みにいきます。
ミクソリディアは第7音を下げた長音階で、GのミクソリディアはG・A・B・C・D・E・Fです。長3度を持つので明るいのですが、下げられた第7音が導音の引力を取り除きます。結果として、目指すというより根を張った響きになり、ロック、ブルース由来の書法、そして大量のケルトの舞曲を支配しているのはそのためです。
ドリアは第6音を上げた短音階で、DのドリアはD・E・F・G・A・B・Cです。色は短調なのに、明るい音が一つあって、嘆き節に聞こえずに済みます。Scarborough Fair、あるいは So What、あるいは50年代後半のモード・ジャズの大半を思い浮かべてください。
エオリアは自然的短音階です。フリギアは第2音を下げた短音階で、EのフリギアはE・F・G・A・B・C・Dです。音階のいちばん下に半音が来ることで、フラメンコが土台にしている、スペイン風の、暗く儀式めいた性格が生まれます。ロクリアは第2音と第5音の両方を下げるので、主音の上の安定した完全5度が壊れ、立つ場所がほとんど残りません。おおむね理論上の珍種で、正直な教師はそう認めます。
旋法を耳に聞こえさせる
和声が支えてくれないと、旋法はたちまちふつうの長調か短調に崩れ落ちます。Cメジャーの和音の上でDのドリアを弾けば、耳にはCメジャーと、たまたまDから始まる旋律が聞こえます。
処方箋はドローン、つまり動かないベースです。低いDを保ち、その上で白鍵を弾けば、ドリアは紛れもないものになります。旋法を母語として使う音楽が実際にやっているのは、まさにこれです。バグパイプ、ハーディ・ガーディ、インド古典音楽、そして民俗フィドルのレパートリーの大部分は、下に持続する主音を持っていて、旋法的な書法はその支えとともに育ちました。
もう一つのやり方は、その旋法に固有の和音を使い、属和音から主和音への終止を避けることです。この終止こそが長調と短調を定義しているものなので、どんな旋法もそちらへ引き戻されてしまいます。ドリアは、短三和音の主和音と、長三和音になる第4音度の和音、つまりDマイナーからGメジャーへ寄りかかります。ミクソリディアは長調の主和音と、下げた第7音の上の長和音、GメジャーからFメジャーを使います。導音を避ければ、旋法は生き延びます。
楽器の上での旋法
アコーディオンは旋法を弾くのに驚くほど向いています。左手が、旋法の求めるドローンをそのまま供給できるからです。基本ベースのボタンを一つ押さえてフレーズのあいだ鳴らし続けるか、ベース音とその5度を交互に鳴らせば、それでバグパイプです。フリーベースやコンバーターの楽器なら、右手が動いているあいだ、本物の保続音をいくらでも伸ばせます。ピアノにはできないことです。
ストラデラの和音の列には注意点があります。セブンスのプリセットのボタンには導音が入っていて、あなたのドリアをまっすぐ調の中へ引き戻してしまいます。旋法的な伴奏には、素の基本ベースの列と長短の三和音を使い、セブンスのボタンには手を出さないでください。
コントラバスでは、開放弦が旋法の贈り物になります。E、A、D、Gがあれば、たいていの民俗旋法の下に何の苦もなくドローンを敷けますし、旋法的な旋律の下で開放弦が共鳴して鳴る響きは、押さえた音では再現できません。ドリアの旋律の下にDのドローンを置き、弓をゆっくり引いて、左手は何もしない。ヨーロッパの民俗音楽でいちばん古い手であり、いまだにいちばん効きます。A&G Academy の一年目のアンサンブルでこれを使うのは、まさに理論が10秒ほどで耳に聞こえるようになるからです。
よくある質問
旋法と音階は何が違うのですか?
旋法も音階なので、言葉としては重なります。実際には、旋法といえばふつう、長音階を回転させた七つのうちの一つを指し、それぞれ家の音が違います。大事な違いは働きのほうです。旋法的な音楽は、長調と短調を定義している属和音から主和音への終止を避け、代わりにドローンの上に乗ることが多いのです。
どの旋法から覚えるべきですか?
ドリアとミクソリディアです。実際のレパートリーにいちばんよく出てきますし、どちらも馴染みのある音階とちょうど一音だけ違います。ドリアは第6音を上げた自然的短音階、ミクソリディアは第7音を下げた長音階です。この二つをきちんと覚えてから、リディアへ。ロクリアはいつまでも後回しにして構いません。
旋法を弾いているのに、ただの長音階に聞こえてしまうのはなぜですか?
下の和声がまだ長調を定義しているからです。Cメジャーの和音の上でDのドリアを弾けば、耳にはCメジャーが聞こえます。ベースにDを保ち、その旋法に固有の和音を使い、導音を避ければ、旋法はすぐに立ち上がります。旋法が存在するには、和声の支えが要ります。
シンガポールで習いたい、買いたい方へ。
A&G Academy はアコーディオン、バヤン、コントラバスを教え、自分たちがレッスンで使っている楽器を販売しています。何でも聞いてください——合わない楽器を売るくらいなら、やめておきましょうとお伝えします。